6月12日の練習"Kyrie"K.33"K90"Ave Verum Corpus"K.618


 発声練習、例えば上のDoと下のDoが8分音符で書かれていたとすると、与えられた時間は同じでも求められる音は、上は下の2倍の周波数になり、聞かせるに値する自然な音色は空気の量と声帯の振るわせ方で同じ時間ではなく、下の音に時間を使います。音の出るプロセスは、まず腹筋が緩んで肺に通常の1.5倍の空気が入り、それを腹筋でキープし、風船の空気が抜けるように、徐々に求める音の周波数に合わせ、背中の伸びた状態で声帯を振動させると鼻の奥の空間に共鳴するというわけです。というわけで、前述のようなオクターヴを出す場合でも同じ圧力では声帯は干上がってしまします。6月12日は、K.33の完成した日でした。時は1766年、父レオポルドと旅行中のパリで。

次回の練習日は7月10日です。6月26日は練習場は確保できていますので、自主練習でお使いください。

Dirigent Kumazaki Masayoshi 13.Juni 2018

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